『俺のうつ嫁が、めんどかわいい。』の第11話。

 

 

『俺のうつ嫁が、めんどかわいい。』は、漫画家・門瀬粗(かどせあら)が描く、"うつ" を患う奥様との日常漫画です。

 

 

【第11話】

 第11話では、よこさんは漠然とした大きな不安に囚われます。おそらく "うつ" を患ったことのある方であれば一度は脳裏をよぎったことがあるのではないでしょうか。

 

 

 一生治らなかったらどうしよう。

 

 

 よこさんは自分の状態を憂いています。

 

 同年代の女性の活躍を思って焦り、"努力" ができない自分への不甲斐なさに打ちひしがれ、消耗しきって眠りに落ちてしまいます。

 

 「完璧か、そうでないか」の二極化した考え方 になりがちなよこさん。あらさんは、その中間があってもいいのにと思います。

 

 一晩明けて調子が持ち直したよこさんは、昨夜のことを振り返って、今で十分幸せだと思い、ゆっくりと社会復帰を目指すことを決意します。

 

 漠然とした不安にとらわれると、まともな思考がしにくくなるのが "うつ" なのかもしれません。そのときは、周りの人が長い目で見守ってくことが大事なのだと思います。

 

 

 "うつ" を患う人にとってはこれらの状況はとても大変なことだと思います。ただ、この漫画はそれを悲壮感たっぷりに伝えるのではなく、コミカルに描いて伝えています。そのため、"うつ" というデリケートな題材を、読者にストレスを感じさせることなく伝えることができているのではないかと思います。

 

 

 

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